技術・機能紹介
2017.11.30
RTEX・パルス列対応 PGS搭載コントローラシリーズ
モーションエンジン搭載 多機能モーションコントローラ
従来のモータコントローラでは、制御の開始・変更やI/O 信号の処理をPC側CPUとOS(アプリケーション)に依存する形で発行していたため、複雑な制御を行うときにある程度の待ち時間を必要としていました。
PXRP-3216CNでは、PGSを搭載しボード内で演算処理することで、PCやOSに依存しない形で高速なモータ制御が実現できます。
ラインナップは、PCI-Express用「PXRP-3216CN」と、USB用「CSRC-32CN-RP」の2機種あり、それぞれソフトウェアが共通・共有可能となっています。
自由な加減速設定
開始速度と停止速度の個別設定、動作中の加速時間・減速時間・目標速度・移動量のオーバーライドが可能で、1PPS~400MPPSの間を1msec単位で自由に加減速設定できます。
通常動作の速度変更の他、リミットIN後の動作を別途設定する事も可能です。
特殊なモーション機能 -補間・軸連動機能-
PXRP-3216CNの補間制御は、動作中の補間データ変更、到達位置の変更・補正、補間動作一時停止が随時可能です。
一時停止からのリスタートや補間軸の切り替え(XY軸→XZ軸)なども可能です。
補間制御の種類は、直線・円弧補間、軌跡制御、ヘリカル補間をサポートしています。
また、特定の位置情報を元に指定した軸を指定した値で動作させることができる軸連動機能を搭載しています。
基本仕様を組合わせて作った応用機能 -ユーザカスタマイズ機能-
採用ユーザーから要望の高かった機能を標準機能化・API化しました。
軸連動機能を応用したガントリー制御、モーションエンジンを使用し入力信号を受けた後ドライブスタートする機能や、位置情報を元に出力信号を出す機能など、装置制御に直結する機能を要望により搭載しています。