技術・機能紹介

2023.10.24

PGS搭載 EtherCAT専用 多機能モーションコントローラ「PXEP-CN」

PGS搭載 多機能モーションコントローラ

従来のモータコントローラでは、制御の開始・変更やI/O 信号の処理をPC側CPUとOS(アプリケーション)に依存する形で発行していたため、複雑な制御を行うときにある程度の待ち時間を必要としていました。
PXEP-CNでは、当社独自開発のパルス生成ソフト「PGS」を搭載しボード内で演算処理することで、PCやOSに依存しない形で高速なモータ制御が実現できます。
PGSを使用した機能については下記に紹介していますが、より詳しい情報につきましては下記から資料をダウンロードできますのでご利用ください。
※他サイト(イプロス)へと飛びます。

オールインワンボードのためVisual Studioで開発可能

PXEP-CNの最大の特徴は、EtherCAT通信+リアルタイム制御+モーション制御が1つのボードに組み込まれていることです。
そのため、Visual Studioで開発が可能となっております。

Pythonへの対応

コスモテックスでは今までの製品ではPythonには対応していませんでした。
PXEP-CNではPythonに対応し、言語ファイルを作成して提供しています。
よりお客様が使いやすい製品となっております。
ぜひお気軽にお問合せください。
製品に関する問合せはこちら

自由な加減速設定

開始速度と停止速度の個別設定、動作中の加速時間・減速時間・目標速度・移動量のオーバーライドが可能で、1PPS~400MPPSの間を1msec単位で自由に加減速設定できます。
自由な加減速設定

ボンディング装置などに活用できる軽着陸機能

ボンディング装置など、停止時のオーバーシュートにより衝撃が生じ部品を損傷してしまうことがありますが、軽着陸機能により停止時のオーバーシュートを抑えることで、機械・素材・ワーク保護ができます。

資材をパレットへ置く瞬間や押し付ける時、速度を落とす設定が可能です。

在線軽着陸機能

ストロボやカメラシャッターなどに -タイミング出力機能-

指定した位置やタイミングで、出力信号を発信します。この機能はストロボやカメラシャッター、センサー機器などのON/OFFに使用できます。

タイミング出力機能

特殊なモーション機能 -補間・軸連動機能-

PXEP-CNの補間制御は、動作中の補間データ変更、到達位置の変更・補正、補間動作一時停止が随時可能です。
一時停止からのリスタートや補間軸の切り替え(XY軸→XZ軸)なども可能です。
補間制御の種類は、直線・円弧補間、軌跡制御、ヘリカル補間をサポートしています。
 
また、ある軸の他の軸の指令位置(出力パルス)を過減算して制御する軸連動機能を搭載しております。
ワーク台(XYZ軸など)をコンベアのエンコーダ情報に連結させることで、コンベアを停止させることなく作業をすることができます。
軸連動機能

基本仕様を組合わせて作った応用機能 -ユーザカスタマイズ機能-

採用ユーザーから要望の高かった機能を標準機能化・API化しました。
軸連動機能を応用したガントリー制御、PGSを使用し入力信号を受けた後ドライブスタートする機能や、位置情報を元に出力信号を出す機能など、装置制御に直結する機能を要望により搭載しています。
ガントリー制御も基本機能として搭載した機能です。
軸連動機能を応用し、Y2軸をY1軸に連動設定してY1軸単体に対し指令を発行するだけでY2軸が自動的に追従します。
ガントリー制御

※EtherCAT®は、ドイツBeckhoff Automation GmbHによりライセンスされた特許取得済み技術であり登録商標です。

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